予算を決めるためのツール

計算ツール:手術がコンタクトレンズより安くなるのは、いつからか

光学的な矯正は繰り返される支出、屈折矯正手術は一度きりの支出です。ですから、二つの曲線が交わる年が必ず存在します。その年は国全体の平均で決まるのではなく、今のご自身の矯正の仕方で決まります。ご自身の状況を入力すれば、曲線が描かれます。

最初の2つの区分には眼鏡が含まれています。Tourabaly医師は、コンタクトレンズを使うすべての方に、眼鏡も一式持つことをお勧めしています。幅を広くとった概算で、2026年9月の公表価格をもとにしています。実際のご自身の支出のほうが優先します。

コンタクトレンズ、ケア用品、眼鏡の買い替えを合計し、1年あたりに換算してください。この金額が概算に置き換わります。

当院のパッケージ料金です。ご自身の眼に適した術式を決めるのは術前検査であって、その料金では決してありません。

保障内容一覧表の「屈折矯正手術(chirurgie réfractive)」の行をお探しください。この計算のなかで最も重みが大きく、しかも最も見落とされやすい項目です。

4.0 年で、手術が最も費用の少ない選択肢になります

この時期を過ぎれば、コンタクトレンズなしで過ごす1年ごとに、その分が節約になります。それより手前では、光学的な矯正のほうが安いままです。

3,000ユーロ、補足医療保険の給付枠を差し引いたあとの実質費用
8,90220年間の累積差額(ユーロ)、手術に有利

光学的矯正、累積支出 手術、一度きりの支出

グラフの読み方:金色の曲線は、年3%で割り引いた光学的矯正の累積支出です。緑の線は手術の費用で、こちらは動きません。両者は4.0年で交わります。20年の時点で、その差は手術に有利な方向に8,902ユーロへ達します。

損益分岐点は近くにあります。 この年間支出であれば、手術の費用は6年未満で回収され、そのあとに続くのは開いていく一方の差です。

これは、手術を受けられるかどうかについては何も語りません。それを決めるのは術前検査であり、角膜の厚みと形状の規則性、度数の安定性、そして眼の表面の状態によります。

損益分岐点は中期にあります。 6年から12年のあいだであれば、手術は回収できる投資ではありますが、費用の議論だけで決め手になるとは言えません。日々の快適さや、コンタクトレンズが合うかどうかもあわせてご覧ください。

ご契約に補足医療保険の給付枠があれば、この時期はかなり手前に引き寄せられます。

損益分岐点は遠くにあります。 12年ほどを超えると、予算の議論だけで手術を正当づけることはできません。

それでも手術を考えるのであれば、理由は別のところにあります。スポーツ、仕事、コンタクトレンズが合わないこと。いずれも十分に受け入れられる理由です。ただし予算は、その側には傾いていません。

この条件では、損益分岐点は存在しません。 避けられる支出が、手術の費用に追いつくには小さすぎます。どれほど長い期間をとってもそうです。端的に言えば、ここでは手術はお金で決める問題ではありません。

だからといって手術が退けられるわけではありません。問いが、快適さと医学的な適応という、本来ふさわしい場所に移るだけです。

将来の支出は年3%で割り引いています。10年後に支払う1ユーロは、今日支払う1ユーロより軽いからです。曲線が直線的に上がらず、時間とともに寝ていくのはこのためです。この率は、家計の予算に当てはめられる公式な基準がないため、便宜的なものとして採用しています。

これらの数字の出どころ

フランスにおけるコンタクトレンズ装用者の年間予算を示す公的な資料はありません。国レベルの医療費統計が示すのは支出の総額であって、1人あたりの支出ではありません。検証できない推計を引き写すのではなく、2026年9月1日に、オンラインと眼鏡店で表示されていた公表価格を実際に調べました。

調べた製品表示価格年間費用、両眼
1-Day ACUVUE Moist、90枚入り(lentillesmoinscheres.com)56.50ユーロ約460ユーロ
1-Day ACUVUE Moist、90枚入り(Krys)61.90ユーロ約500ユーロ
DAILIES TOTAL 1、90枚入り(Optic 2000)77.50ユーロ約630ユーロ
DAILIES TOTAL 1、90枚入り(lentillesmoinscheres.com)79.90ユーロ約650ユーロ
1か月交換レンズ、6枚入り(SofLens 59からUltraまで)14.90〜33.90ユーロ60〜140ユーロ+ケア用品
毎日装用、両眼の場合。1日使い捨てなら年間730枚、1か月交換なら年間24枚にあたります。公表価格は2026年9月1日に調べたもので、価格は変わります。

この調査から、思い込みに反する二つのことが分かります。まず、オンラインの安売り業者と眼鏡店との差は小さく、ときにまったくありません。同じ製品で、Optic 2000は77.50ユーロ、安売りサイトは79.90ユーロでした。支払額を左右するのはレンズのブランドであって、購入する経路ではありません。次に、普及品と高級品との差は大きく、同じ装用期間でも倍の開きがあります。

コンタクトレンズに眼鏡が加わります。Tourabaly医師は、コンタクトレンズを使うすべての方に、眼鏡も持つことをお勧めしています。夜のため、目が赤くなったり刺激を受けたりしたときのため、そして、連続して装用してよいコンタクトレンズは存在しないからです。二、三年ごとに買い替える一式は、1年あたりにならすと100〜250ユーロほどになります。計算ツールの最初の2つの区分が、コンタクトレンズ眼鏡を数え、コンタクトレンズだけを数えないのは、このためです。

国全体でみると、これらの支出が公的な連帯によって賄われる部分はごくわずかです。眼鏡とコンタクトレンズを合わせた医療用光学製品の支出全体のうち、公的医療保険が負担しているのは4%にすぎず、民間の補足医療保険が68%、残る28%は家計が直接支払っています(DREES『2024年の医療費)。一方、屈折矯正手術はまったく給付の対象になりません(ameli.fr)。

この計算の仕組み

考え方は割り算ひとつです。Cを手術の実質費用、つまり当院のパッケージ料金から、ご加入の補足医療保険が支払う額を差し引いたものとし、Dを今後支払わずに済む年間支出とします。損益分岐点T*は、年数で表すと、Dの累積がCに追いつく時点にあたります。

T* = C / D

この計算ツールは、単純な式が見落としている補正をひとつ加えています。割引です。15年後に予定されている800ユーロの支出は、今日の800ユーロの支出と同じ負担ではありません。将来の支出を年3%で割り引くと、累積は直線的に上がらずに寝ていき、損益分岐点はわずかに先へ延びます。表示される結果は、素朴な割り算より少し慎重なものになります。誤るとすれば、そちらの向きに誤るほうがよいからです。

この割引には、知っておくべき帰結がひとつあります。避けられる支出の合計は際限なく増えるのではなく、Dを割引率で割った値に収束します。年100ユーロ、年3%であれば、この上限は3,333ユーロです。手術の実質費用がこの上限を超える場合、手術が最も安くなる年は存在しません。計算ツールは、遠いけれども安心できる数字を表示するのではなく、そのことを率直に伝えます。

選択肢に並ぶパッケージ料金は当院のもので、いずれも両眼の料金です。PRKが2,500ユーロ、レーシックが3,000ユーロ、SMILEが3,300ユーロ、PresbyLASIKが3,500ユーロ。手術そのもの、手術室の費用、術後1か月間の検診、そして医学的に妥当と判断される場合の術後6か月以内の再矯正が含まれます。項目ごとの内訳は屈折矯正手術の料金のページに掲載しています。

この計算が語らないこと

数字で示された結果は、答えのように見えます。これは答えではありません。使う前に置いておくべき留保が4つあります。

  • 適応の可否が、予算に優先します。 角膜が薄すぎる、円錐角膜の初期、度数がまだ安定していない、ドライアイが目立つといった場合には、ここに表示される数字がどうであれ手術は適応となりません。決めるのは術前検査であり、それだけです。
  • 手術を受けても、生涯にわたる視力矯正の支出がすべてなくなるわけではありません。 手術が矯正するのは近視、遠視、乱視であって、水晶体の加齢ではありません。老視は40歳前後から現れ、手術を受けたかどうかにかかわらず、読書用の眼鏡が再び必要になることがあります。
  • 将来の支出は仮定であって、データではありません。 コンタクトレンズの価格、ご自身の契約の内容、装用に耐えられるかどうか。いずれも20年のあいだに変わります。どのみち3年後にはコンタクトレンズをやめていたはずの方は、20年分のレンズ代を節約するわけではありません。
  • どちらの選択肢にも危険の側面があり、その形が違います。 手術の危険は一度きりで、数週間に集中します。コンタクトレンズの装用による危険は小さいものの、毎日繰り返されます。どちらも無害ではなく、この比較は診察の場で行うものです。

よくあるご質問

なぜ眼鏡をコンタクトレンズと一緒に数えているのですか?

コンタクトレンズを使う方は、眼鏡を持っていなければならないからです。どのコンタクトレンズも連続して装用し続けるべきではなく、夜、目が赤くなったとき、結膜炎のとき、疲れたときには、レンズを外せる状態でなければなりません。コンタクトレンズだけを数えると、手術によって実際に避けられる支出を少なく見積もり、損益分岐点を実態より先に押しやってしまいます。

屈折矯正手術は払い戻されますか?

公的医療保険からは払い戻されません。矯正する屈折異常の種類にかかわらず、給付の対象外です。一方、民間の補足医療保険の契約の多くは専用の給付枠を設けており、その額は数百ユーロから、片眼あたり1,000ユーロを超えるものまであります。計算ツールに入力していただきたいのはこの金額です。費用から直接差し引かれ、損益分岐点を手前に引き寄せます。

この価格帯は信頼できますか?

2026年9月1日に、オンラインの販売店1社と眼鏡店2社で調べた公表価格であり、あえて幅を広くとってあります。フランスにおけるコンタクトレンズ装用者の年間予算を公表している公的機関はありません。実際のご自身の支出がお分かりであれば、それを入力してください。当方の概算に置き換わり、計算はご自身のものになります。

なぜ支出を年3%で割り引くのですか?

10年後に支払う1ユーロは、今日支払う1ユーロと同じ負担ではないからです。この補正をしないと、計算は遠い将来の支出の重みを過大に評価し、手術を実際より有利に見せてしまいます。3%という率は便宜的に採用したもので、家計の予算に当てはめられる公式な基準は存在しません。

この計算ツールで、手術を受けられるかどうか分かりますか?

いいえ。そもそもそれを目指していません。答えるのは予算の問いであって、医学的な問いではありません。手術を受けられるかどうかは、角膜の厚みと形状の規則性、度数の安定性、眼の表面の状態によって決まります。いずれも、設備の整った場所で行う術前検査で測るものです。

この料金は当院のものですか、それとも市場の平均ですか?

当院のパッケージ料金を、そのまま、両眼の額として掲げています。手術そのもの、手術室の費用、術後1か月間の検診、そして術後6か月以内の妥当な再矯正が含まれます。術前検査のあとにお渡しする見積書が正式なものです。

出典

  1. Assurance maladie(フランス公的医療保険). Correction de la myopie et suivi de l’enfant myope — « La chirurgie réfractive n’est pas prise en charge par l’Assurance Maladie. »(屈折矯正手術は公的医療保険の給付対象ではありません。) ameli.fr.
  2. Assurance maladie. Lunettes et lentilles : remboursement — 装用する片眼あたり年間39.48ユーロの定額枠、60%の償還、適応条件あり。 ameli.fr.
  3. DREES. L’optique médicaleLes dépenses de santé en 2024 所収、2025年版、フィッシュ16。 drees.solidarites-sante.gouv.fr.
  4. 2026年9月1日の公表価格の調査。lentillesmoinscheres.comKrysOptic 2000。これらのリンクは価格の出典として示すものであり、推奨でも提携でもありません。

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カシャンの診療所での屈折検査 · 電話 +33 1 45 47 08 11

本ツールは情報提供と啓発を目的としたものです。予算のおおよその規模を見積もるものであり、医師の診察にも、見積書にも、保険に関する助言にも代わるものではありません。当院のパッケージ料金は公開時点で有効なものです。視力矯正にかかる予算は、日付を明示した公表価格の調査にもとづく幅の広い概算であり、今後変わり得ます。適応を確定できるのは術前検査だけであり、給付枠を決めるのはご自身の契約だけです。レーザーによる屈折矯正手術は、カシャンの診療所での検査を経て、Clinique Laser Victor Hugoで行われます。