レーシック、PRK、SMILEのあとの休職:知っておきたいこと

オフィスでノートパソコンに向かう人。屈折矯正手術のあとの職場復帰

レーザーによる目の手術を考えていて、休職の扱いはどうなるのか気になっていませんか。答えは意外に思われることが多いものです。屈折矯正手術は快適さのための医療行為とみなされるため、休職の診断書(arrêt de travail)は一切発行されません。実際のところ、よい知らせは、職場復帰が早いことです。とくにレーシックのあとはそうです。ここでは術式ごとに、現実的な回復の期間と、手術を中心にした予定の組み方をご説明します。

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結論から:休職と屈折矯正手術

要点。レーシック、PRK、SMILEは公的医療保険(Sécurité sociale)の給付対象ではありません。ですから休職の診断書も発行されません。仕事に戻る時期は術式によって変わります。レーシックなら翌日から、SMILEなら翌々日から、PRK(表層のレーザー)なら早ければ術後5日目からです。いちばん簡単な工夫は、手術を週の終わりに予定し、1日か2日の休暇を充てることです。

なぜ休職の診断書が出ないのか

公的医療保険(Assurance Maladie)は、屈折矯正手術を「快適さのための」医療行為に分類しています。それが置き換えようとしている眼鏡やコンタクトレンズと同じ扱いです。この手術は公的医療保険(Sécurité sociale)の給付対象ではないため、休職の診断書は発行されません。

具体的には、休む日は有給休暇やRTTから充てることになります。それが妨げになることはあまりありません。屈折矯正手術のあとの視力の回復は、眼の手術全体のなかでもっとも早いものの一つだからです。

術式によって何日必要か

レーシック:翌日から復帰

レーシックでは視力の回復がとても早く、数時間ほどで戻ります。ほとんどの患者さんが翌日からデスクワークを再開します。最初の夜には涙が出たり、砂が入ったような感じがしたりすることがよくありますが、目覚めるころには薄れています。術式について詳しくは、レーシックの専用ページをご覧ください。

SMILE:翌々日から復帰

フラップを作らず微小な切開で行うSMILEは、レーシックと同じくらいの回復です。仕事はふつう手術の翌々日から再開でき、お仕事の内容によっては翌日から可能なこともあります。

PRK:術後5日目から復帰できることも

PRK(表層のレーザー)では、角膜の表面の層が治るのを待つ必要があります。視力の回復は少し長く、数日ほどかかり、最初の48時間はつらさとまぶしさがより強く出ます。仕事への復帰は、術後5日目から可能なことがあります。目を強く使うお仕事であれば、余裕をみておくほうがよいでしょう。

視力の回復を、日を追って

レーシックやSMILEのあとで復帰がこれほど早いのは、生活に必要な見え方が数時間から数日で戻るからです。手術のごく早い時期の見え方の質を比べた研究でも、最初の数日から速やかに回復することが示されており、デスクワークに早く戻れる理由もそこにあります。

視覚を強く使う作業でも同じです。たとえばヘリコプターの操縦の適性が研究されており、レーシックやPRKのあと数日で回復しています。とはいえ慎重さは要ります。夕方には見え方が揺らぐことがありますし、最初の数週間の目の乾きは画面の前での疲れを強めます。

よい目安は、ご自身の楽さです。はじめは短い時間に区切って少しずつ再開し、人工涙液も遠慮なくお使いください。最終的な回復は、術後の検診を重ねるなかで確かめられます。

お仕事に合わせて期間を調整する

パソコンの画面に向かう人。屈折矯正手術のあとの画面作業
  • 画面に向かう仕事:早くから可能ですが、はじめは短い時間に区切ってください。最初の数日は目の乾きが疲れを強めることがあります。
  • 屋外やほこりの多い仕事(工事現場、造園):傷が治るまで、数日多めにみて、目を守るものを用意してください。
  • 運転が仕事の方:見え方がはっきりと安定し、眼科医の許可が出てから運転を再開してください。
  • 水のある場所や湿度の高い環境:プール、サウナ、ハマムは感染の危険を抑えるため、数週間避けてください。

手術の段取りを整える

いちばん実際的な助言は、ご自身の一週間に合わせて手術の日を選ぶことです。木曜か金曜に手術を受け、週末に回復する患者さんが多く、そうすれば充てる休暇の日数も減らせます。当日は運転できませんので、帰りの付き添いの方もご用意ください。

FAQ

よくある質問

屈折矯正手術で休職の診断書は出ますか?

いいえ。レーシック、PRK、SMILEは快適さのための医療行為で、公的医療保険(Assurance Maladie)の給付対象ではありません。ですから休職の診断書も発行されません。休む日は有給休暇やRTTから充てます。

術式ごとに何日の休みをみておけばよいですか?

おおむね、レーシックなら翌日から、SMILEなら翌々日から、PRKなら早ければ術後5日目から復帰します。この目安は、お仕事の内容と見え方の楽さによって変わります。

手術の直後から画面に向かって働けますか?

はい。多くの場合は復帰したその日からできますが、はじめは短い時間に区切ってください。最初の数日の目の乾きが疲れを強めることがあります。こまめな休憩と人工涙液をお忘れなく。

通勤のために、いつから運転できますか?

手術当日は運転しません。見え方がはっきりと安定し、眼科医の許可が出てから運転を再開します。レーシックを受けた多くの患者さんでは、翌日から可能です。

金曜日に手術を受けるほうがよいですか?

よく選ばれる進め方です。週の終わりに手術を受ければ週末に回復でき、充てる休暇の日数を抑えられます。どうするかは、術式とご自身の予定に合わせて相談します。

勤務先から証明書を求められることはありますか?

病気休業ではなく休暇の扱いですから、勤務先に医師の証明書を出す必要はありません。必要であれば、執刀医が手術を受けたことの証明書をお渡しできます。

両方の眼を同じ日に手術しますか?

レーザーによる屈折矯正手術では、多くの場合、両方の眼を同じ回に手術します。そのため段取りが簡単になり、休む期間も数日で済みます。

学術的な出典

  1. Liu T, Lu G, Chen K, Kan Q. Visual and optical quality outcomes of SMILE and FS-LASIK for myopia in the very early phase after surgery. BMC Ophthalmol. 2019;19(1):88. PMID : 30961593.
  2. Van de Pol C, Greig JL, Estrada A, Bissette GM. Visual and flight performance recovery after PRK or LASIK in helicopter pilots. Aviat Space Environ Med. 2007;78(6):547-553. PMID : 17571652.

あわせて読みたい

屈折の検査はカシャン(Cachan)の診療所で · 電話 +33 1 45 47 08 11

まとめ

屈折矯正手術は快適さのための医療行為です。ですから休職の診断書は発行されず、休む日は休暇やRTTから充てます。よい知らせは、回復が早いことです。レーシックなら翌日から、SMILEなら翌々日から、PRKなら早ければ術後5日目から復帰します。

期間はお仕事に合わせて調整します。画面に向かう仕事、運転、ほこりの多い屋外などです。いちばん簡単な進め方は、週の終わりに手術を受けることです。正確な日程は術前検査のときに決めます。レーザーによる屈折矯正手術は、カシャンの診療所での十分な検査を経て、Clinique Laser Victor Hugoで行います。

この記事は情報提供と啓発を目的としています。医師の診察に代わるものではありません。復帰までの期間は目安であり、患者さん、術式、お仕事の内容によって変わります。ご自身の状況を評価できるのは眼科医だけです。屈折矯正手術は公的医療保険(Assurance Maladie)の給付対象ではありません。

執筆・監修: Dr Moïse Tourabaly、屈折矯正手術を専門とする眼科医 — キャンズ・ヴァン国立眼科病院(CHNO des Quinze-Vingts)元チーフレジデント。

最終更新: 2026年9月26日

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