白内障と夜間のハロー:EDOFレンズが変えること
白内障と夜間のハロー:EDOFレンズが変えること 夜の光のにじみ(ハロー)と、夜間の見えづらさは、白内障の手術のあとに気になることの筆頭に挙げられます。長いあいだ従来の回折型の多焦点レンズと結びつけられてきたこの現象は、今日ではEDOFレンズ(Extended Depth of Focus、焦点深度拡張型)によって抑えられるようになりました。同じ夜間の見え方の乱れを起こさずに焦点の幅を広げる、新しい世代の光学系です。 目次 白内障手術のあとの夜間のハローを理解する どんな方が関係するか 対策:EDOFレンズ 診療の流れ よくある質問 要点 夜間のハローは陽性の異常光視症です。光源のまわりに輪が見える現象で、眼内レンズが光をどう配分するかに関わっています。 EDOFレンズ(Extended Depth of Focus)は焦点の幅を広げるもので、Corbettら(Eye, 2024)によれば、回折型の多焦点レンズよりハローがはっきり少なくなります。…
