ジオプター:定義と、見え方を測る単位
要点 ジオプターは屈折力の単位です。眼鏡の処方箋に、マイナスまたはプラスの符号をつけて書かれている数字がそれにあたります。 処方箋は三つの値で読みます。球面度数(マイナスなら近視、プラスなら遠視)、円柱度数とその軸(乱視)、そして加入度数(老視)です。 ジオプターとフランス式の10分の1表記は換算できません。ジオプターは必要な矯正の量を測り、視力は矯正した結果として得られた見え方を測ります。 ジオプターの値だけで、どの術式が受けられるかが決まることはありません。適応はひとりずつ、術前検査をひととおり行ったうえで判断します。 ジオプター:定義、処方箋の読み方、そして屈折矯正手術 ジオプターは、レンズの屈折力や、眼の屈折異常の大きさを測る国際単位です。眼鏡の処方箋に書かれている、あの数字のことです。近視ならマイナス、遠視ならプラスの符号がつきます。ジオプターが何を表しているのかが分かると、ご自身の処方箋を読み、屈折異常の大きさをつかみ、矯正の選択肢について眼科医と落ち着いて話せるようになります。 理解する ジオプターとは何か ジオプターは、レンズの屈折力を測る単位です。眼鏡のレンズでも、コンタクトレンズでも、眼そのものの水晶体でも同じように使います。記号はδ、処方箋ではより一般的にDの文字で書かれます。 物理的には、1ジオプターは焦点距離をメートルで表した値の逆数にあたります。焦点が1メートルのところにあるレンズの屈折力は1ジオプターです。焦点が50センチメートル(0.5m)なら、屈折力は2ジオプターになります。短い距離で光を集めるレンズほど、ジオプターの値は大きくなります。 これを人の眼にあてはめると、この単位は、網膜のちょうど上にはっきりした像を結ばせるために必要な矯正の量を表します。眼球そのものもおよそ60ジオプターの光学系で、角膜(およそ43δ)と水晶体(およそ17δ)を合わせたものです。近視、遠視、乱視といった屈折異常は、この合計の屈折力が眼軸長に対してわずかにずれているときに生じます。 処方箋 ジオプターで書かれた処方箋の読み方 眼科の処方箋にはいくつかの欄があり、左右それぞれの眼について(OD=右眼、OG=左眼。これはフランスの処方箋の書き方です)、最大で四つの値がジオプターまたは度で書かれています。この行の読み方を知っておくと、眼鏡店で行き違いが起こりません。 球面度数(S):主となる屈折力 球面度数は「S」または「SPH」と書かれ、近視あるいは遠視にあたる主な矯正の値です。マイナスの数字(−1.50 D)は近視を、プラスの数字(+2.00…